AGAと隔世遺伝に関して
AGAの対策としては育毛剤などもありますが、最近ではクリニックではAGAという用語を頻繁に使用しているのを広告やネットなどで拝見している方も多いのではないでしょうか。
AGAになる原因は、男性ホルモンの一種であるアンドロゲンにあるテストステロンが、5αリダクターゼという酵素と結びつくことでジヒドロテストステロンに変化するからです。
このジヒドロテストステロンは、頭皮からの栄養分を吸収するための大切な毛包に強く作用するので、健康な髪の毛が成長するのを阻害してしまうのです。
これが男性型脱毛症を引き起こしているのです。
ジヒドロテストステロンからの影響を受けやすいかどうかは、母方の遺伝によるところが大きいようです。
つまりAGAは遺伝が残念ですが、深く関係しているということです。
感受性の高さを決定する遺伝子は女性の持つX染色体に存在しています。
ですので、母親側の方が薄毛の家系である場合、その子供に薄毛が遺伝する確率はとても高くなるのです。
薄毛は隔世遺伝である、というのを聞いたことがないでしょうか。
これはある意味正解なのです。